デジタルプラネタリウム Digitarium

映像エンジン

天の川銀河 Digitariumシステムに搭載されているNightshade は、天文学、地学、その他の学問分野で用いることができるビジュアルシミュレーションシステムです。Digitalis社は、Nightshadeプロジェクトを率いて、開発に尽力してきました。

このソフトウェアの特長は、使いやすさ、リアルさ、安定性そして優れたパフォーマンス性能です。またNightshadeは、Stellarium 0.8.2以前の StratoScriptを使ったスクリプトと下位互換性があります。

Nightshade の開発は、オープンモデルで行われており、誰でもバグレポートを提出し、改善の提案を行い、あるいは開発に直接参加することができます。ソースコードは公開されており、開発のロードマップを共有しています。

Nightshadeには、以下の2種類のバージョンがあります。また、それぞれのバージョンにデスクトップ版とDigitariumシステム版があります。

非常に優秀なデスクトッププラネタリウムシミュレーターであるStellariumから分岐したソフトウェアです。Nightshde Legacyは、プラネタリウムや教育分野で使いやすいように改良されています。（Digitalis社は、Stellarium開発チームの一員でした）
現在Nightshade Legacyの安定版をリリースしていますが、開発は終了しています。
GNU GPL v3 ライセンスに基づいて公開されています。
Linux、Windows、OS Xその他のプラットホームで動作します。
2016年までに出荷したDigitariumシステムに採用されていました。
使い慣れたNightshade Legacyライクな環境を引き続きお使いいただけるよう、プラネタリウム用2K映像装置をリリースしました。（搭載しているのは、Nightshade Community Editionです。）

土星と赤外線で見た背景

Nightshade G3 は、スクラッチから再開発された新しい映像エンジンです。従来のNightshade Legacyでは実現できなかったような、最先端のシミュレーション機能を備えています。
Nightshade G3 はNightshade Public Licenseに基づいて公開されます。誰でもNightshadeを無償でダウンロードし、使用することができます。また、ソースコードも公開され、独自に変更し、配布することができます。しかし、プラネタリウムやシミュレーション用途で使用する場合は、商用ライセンス版を用いなければなりません。
商用ライセンス版のNightshade G3は、Digitariumシステムでの使用に限定されており、以下の2種類があります。
- Nightshade G3 Professional
- Nightshade G3 Basic （太陽系内でのシミュレーションに特化した廉価版）
ソースからビルドする場合のリポジトリを公開しています。
2017年から出荷しているDigitariumシステムに採用されています。
2023年から出荷しているDigitariumシステムでは新しいバージョンNightshade G3が採用されています。